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本日のコラムは、ブログでは、主婦の心情を多彩な言葉で綴り、
オリジナル小説で、移りゆく複雑な乙女の恋心を描く。
勇者「あれ?ここはドコだっけ?ん…王様がいる…と言うことは
スタート地点かな、ど~もコンチわ」
王様「おお、勇者もょもとよ、大変残念ですが、アナタの冒険の書は
消えてしまいました」
勇者「なんで、王様がそんな不吉なことを告知するんですか!」
王様「いつものナレータが夏期休暇中なんじゃよ」
勇者「そういう問題ではありません!」
姫君「おお、勇者もょもとよ、大変残念ですが、リセットをおしながら
電源を切ってください」
勇者「なんで、お姫様までそんな事を言うんですか!
冒険の書消えたんだったら、さっさとセーブして下さいよ」
姫君「だって、まだ9回裏になってないもの…」
勇者「誰がリリーフ登板しろといったんですか!」
王様「逝け!勇者もょもとよ、魔王『WIndows XP SP2』を倒すのじゃ」
勇者「発音できない名前で呼ぶのやめてもらえません?イクの字も違うし…」
姫君「イヤン、勇者ったら~」
勇者「オイ!あなたは話をややこしくしないで下さい!そもそも、
WIndows XP SP2って、何者なんですか?」
王様「パッチじゃよ、WindowsXPのサービスパックバージョン2の事で
今までの累積バグの修正を行うと同時に、多少の新機能を追加して
くれる、OSに対する更新パッチじゃ。マイクロソフトのアナウンス
によると、以下の機能が追加されるらしいのう」
Windows XP SP2で追加される機能
* セキュリティセンター
画面イメージ:セキュリティセンター
▲パソコンの安全性をチェック ~ セキュリティセンター
* Windowsファイアウォール
画面イメージ:Windowsファイアウォール
▲ネットワークからの攻撃を防御 ~ Windowsファイアウォール
* 情報バーによる通知
画面イメージ:情報バー
▲ホームページやEメールも安心して使える ~
Internet Explorer と Outlook Express の強化
勇者「なるほど、で、私はなぜ、それを退治しなければならないんですか?」
姫君「それはね、WIndows XP SP2がかなり評判の悪い更新パッチ
だからよ。最近のITニュースサイトにはこんな記事が載っていたわ」
『XP SP2はインストールしないようにとIBMが指示』
IBMは社内向けの通知で、Windows XP SP2が既存アプリケーションと
互換性問題を起こすことを理由に、SP2がリリースされてもダウンロード
しないよう指示している。
勇者「コイツはかなり悪者扱いされていますね?マイクロソフト並の扱いだ」
姫君「だって、マイクロソフト発行の更新パッチですもの」
勇者「ああ、そうか。
でも、なんでこんな事が起こってしまうんでしょうね。」
王様「それはじゃな、目玉機能の一つ『Windowsファイアウォール機能』に
問題があると言われておる。
つまり今までは初期設定でOFFになっていたファイアウォール
機能が、SP2の適用でONになってしまうのじゃよ」
勇者「なんですって!それじゃ、TCP/UDPのポートが必要最小限の
ものを除いて、全部閉じてしまうじゃないですか!」
姫君「その通りよ、勇者もょもと!これでは、SP2の適用後に動かなくなる
プログラムがわらわらと発生してしまう可能性があるのよ!」
勇者「なんと言うことだ!例えセキュリティを向上させる為とはいえ、
そんな互換性を犠牲にする行為を採用するとは、許すまじ!」
姫君「それだけじゃないわ!他にもAMDベースのコンピュータを利用
する人は、特定の環境下でWindows XPのService Pack 2(SP2)を
利用できない可能性があるとMicrosoft自身が述べている。」
勇者「ぐおおおああ!王様!姫様!私の怒りは今、頂点に達しました!
これから、WIndows XP SP2の討伐に向かいます!」
王様「そうじゃ、その意気じゃ!」
姫君「おお、勇者よ馬車馬のように頑張ってください」
その後、勇者は旅の仲間と装備を調えた後、町のIT管理者から、情報を収集した。
勇者「まったく、ヒドいもんだぜ!俺の調査によると、この国のほとんどの
IT管理者が、MicrosoftのWindows XPをService Pack 2(SP2)に
アップグレードすると、問題が生じるおそれがあると考えているらしい 」
戦士「なにせ、回答者の63%が、 SP2のインストール作業はこれまでの
Windowsアップデートのなかでも最も困難になると考えていたからな。
また、そのうち3%は『考えるだけで血圧が上がる』と回答したんだぜ」
僧侶「これは我々が何とかしないと行けませんね!」
勇者「フッ、俺にまかせろ!」
魔女「なにか策があるの?」
勇者「ここは移動呪文で一気に悪の秘密基地へひとっ飛びだ」
僧侶「そんな事ができるんですか?」
勇者「ああ、任せておけ!じゃあ、行くぜ『メガンテ』!」
魔女「それは移動呪文じゃな~い!」
ゆうしゃは しんでしまった。
~一時間後~
勇者「いやあ、スマンすまん、すっかり呪文を間違えてしまった」
僧侶「全くアンタには呆れてものも言えません、もし私が
『ザオリク』を憶えていなかったらどうするつもりだったんですか」
勇者「いやあ、生きてるって、素晴らしいなあ」
戦士「悪の秘密基地へ行くんだろ、今度は間違えるなよ」
勇者「大丈夫だって、ガンガン行くぜ!『相撲部屋入団希望者募集』!」
ゆうしゃは 新弟子待った。
魔女「単なるダジャレじゃないのよ!」
勇者「ああ、間違った!『トヘロス』!」
まわりから モンスターのけはいが きえた
僧侶「弱い魔物を封じ込めてどうするんですか!」
勇者「わりいわりい、行くぜ!『モシャス』!」
ゆうしゃは ガケッぷち女に へんかした
魔女「アタシに変化してどうするのよ!」
勇者「メンゴメンゴ、今度は口が滑ったんだ、行くぜ!『ケアル』!」
僧侶「ゲームが違うだろうが!」
勇者「あれそうだっけ?、じゃあ『ひのきのぼう』!」
魔女「最低限、呪文を唱えなさいよ!」
勇者「『ゆうていみやおうきむこうほりいゆうじとりやまあきら
ぺぺぺぺぺぺ…』!」
戦士「それは復活の呪文だろうがよ!」
勇者「『ウララ~、ウララ~、ウラウラよ!』」
僧侶「それは山本リンダですよ!」
勇者「『ピーリカピピララポポリナペンデルト~!』」
魔女「それはオジャ魔女どれみでしょうが!誰も知らないわよ!」
勇者「『ンガフッフ!』」
僧侶「それは昔のサザエさんですよ!」
勇者「『ちょっとだけよ~!』」
戦士「それはカトちゃんだよ」
勇者「『パルプンテ』」
パルプンテパルプンテパルプンテパルプンテパルプンテ
魔女「あんた、どさくさに紛れてなんて危険な呪文唱えようとしているのよ」
勇者「悪い悪い、今度こそ本物だよ、いくぜ!『カセット斜め差し!』」
一同「バカタレー!」
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