ティファ「クラウド!大変よ、ジェノバが出現したわ」
クラウド「よし、みんな、戦うぞ!一気にケリをつけてやろうぜ!
バレット!バハムートを召還だ!」
バレット「よし、任せておけ、出でよバハムート、『メガフレア』!」
ドカ~ン
ユフィ「あんまし効いてないみたいだよ」
クラウド「効いてないワケじゃない、体力が尋常じゃないんだ
レッド13!こうなったらバハムート改を召還だ!」
レッド13「任せといて、いくよ!『ギガフレア』!」
ドドカ~ン
ティファ「どうして倒れないの?」
クラウド「まだまだこっちにも切り札はある、シド!
バハムート零式を召還だ!」
シド「ヒャッホ~イ、やっと俺様の出番だな、
喰らいやがれ!『テラフレア』!」
ドドドカ~ン
ヴィンセント「驚いたな、まだ息がある…」
ユフィ「どうすんのさ、クラウド!もう全部バハムートは
使い切っちゃったよ」
クラウド「心配するな、実はまだ存在するんだよ、裏のバハムートが」
バレット「なんだと!俺は知らなかったぞ!」
クラウド「知らなくて当然だ、しかし、実は『テラフレア』を超える
究極の魔法があるんだよ」
ティファ「大変よ、ジェノバが再生を始めているわ」
クラウド「まかせておけ、出でよ『バハムート卒業式』!
発動しろ!『ペタフレア』!」
ドドドドカ~ン
バレット「ダさっ!おい、クラウド!『メガフレア』→『ギガフレア』
→『テラフレア』と来て『ペタフレア』は無いだろ!
もうちょっと、響きの良い表現は無かったのかよ!」
クラウド「しょうがないじゃん!SI国際単位で『テラ』の次は
『ペタ』って決まってるんだから!」
ヴィンセント「敵はまだ死んでないぞ、お喋りは後にするんだな」
ユフィ「わわわ、クラウド、なんとかしてよ」
クラウド「仕方ないな、こうなったら奥の奥の手だ
出でよ『バハムート雪崩式』!
発動しろ!『エクタフレア』!」
ドドドドドカ~ン
シド「ダメだ、効いてねえぞ!コイツ不死身か!」
クラウド「クソっ!こうなったら最終兵器だ
出でよ『バハムート折り畳み式』!
発動しろ!『ゼタフレア』!」
ドドドドドドカ~ン
レッド13「まだ生きてるよ、トドメを刺さないと」
クラウド「クソっ!こうなったら絶対最終究極召還だ
出でよ『バハムート竪穴式』!
発動しろ!『ヨタフレア』!」
ドドドドドドドカ~ン
クラウド「やった、倒したぞ、ざまみろ!ピースピース」
ティファ「ねえ…クラウド…」
クラウド「ん?なんだよ」
ティファ「確かに、敵は倒したけど…絶対最終究極召還魔法が
『ヨタフレア』って…ありえないわ」
クラウド「だから、仕方ないだろ!SI国際単位でもっとも大きな
単位は『ヨタ』って決まってるんだから!」
ユフィ「だからさ、クラウド、アンタがさっきから行っている
SI国際単位ってなんなのさ?」
クラウド「だから、SI国際単位系っていうのは、
世界中で広く使われている単位系の事で、
メガ(M)とかギガ(G)とかいうのは単位系おける
大きさを表す接頭辞の事だよ。
詳しくは下の表を見てくれ」
【大きい数】
接頭辞 記号 乗数
デカ deca da 10の1乗
ヘクト hecto h 10の2乗
キロ kilo k 10の3乗
メガ mega M 10の6乗
ギガ giga G 10の9乗
テラ tera T 10の12乗
ペタ peta P 10の15乗
エクサ exa E 10の18乗
ゼタ zeta Z 10の21乗
ヨタ yota Y 10の24乗
【小さい数】
デシ deci d 10の-1乗
センチ centi c 10の-2乗
ミリ milli m 10の-3乗
マイクロ micro μ 10の-6乗
ナノ nano n 10-の9乗
ピコ pico p 10の-12乗
フェムト femto f 10の-15乗
アト atto a 10の-18乗
ゼプト zepto z 10の-21乗
ヨクト yocto y 10の-24乗
クラウド「ホラな、『テラ』の次は『ペタ』→『エクタ』→
『ゼタ』→『ヨタ』って続いて行くだろ、俺は何にも間違って
いないぞ」
レッド13「センスのカケラも無いけどね」
クラウド「うるさい!主役のやることに文句言うな!」
レッド13「じゃあさ、ちょっとテストしてあげるよ、
ファイア→ファイラ→ファイガと来て、更に強い魔法を
考えるとしたらクラウドは何にする?」
クラウド「『ファイヲ』かな」
バレット「ダサっ!」
クラウド「うるさい!」
レッド13「じゃあ、ムラマサとかラグナロクより強い剣を考えて?」
クラウド「『魚腸』かな」
ティファ「やだ…カッコ悪い…」
クラウド「うるさいよ!」
レッド13「じゃあ、最強最悪のラスボスの名前を考えて?」
クラウド「『ニャルラトホテプ』とか!」
バレット「全然、強そうじゃないぞ」
クラウド「なんでだよ!カッコイイじゃん」
レッド13「クラウド、もういい、よくわかったよ」
クラウド「何がわかったんだよ」
レッド13「僕たちは付いていくリーダを間違えていたんだ」
クラウド「なんだと?」
レッド13「ゴメンよ、クラウド、僕たちは新しいセンスのいい
リーダを捜す事にするよ」
クラウド「そ、そんな~」
~翌日~
レッド13「紹介するよ、クラウド、僕たちの新しいリーダーの
パルマーさんだ」
クラウド「ほ、ほひ~」
(本日のネタは過去のコラムのリメイクです)