本日は様々な開発プロセスについての解説です。
しかし、皆さん注意して下さい。今日の解説は3つに分かれていますが、
この内2つの解説は『真っ赤なウソ』です。ウソの解説も巧みに記述していますので
皆さんは騙されない様にして、偽物の解説を見抜いて下さい。
【ウォータフォールモデル】
(解説1)
『ウォータフォールモデル』とは別名『水流モデル』とも言われ、
システム開発を要求分析、システム設計、製造、テスト、運用・保守と
いった一連の段階的工程に分け、前段階の工程で得られた結果をもとに、
後戻りすることなく順に開発・保守を進めていくシステム開発手法です。
システム開発のライフサイクルの各工程を,前工程が完全に完了して
承認を受けてからはじめて次工程に進み、基本的に前工程に戻ることは
ないことから、水が流れ落ちていく様子に見立ててウォータフォール
と呼ばれます。
(解説2)
『ウォータフォールモデル』とは別名『修行モデル』とも言われ、
プログラマは、滝に打たれながら己を精錬し、心身ともに清めたうえで
開発を行うという、日本古来の刀鍛冶の仕事ぶりをヒントに生み出された
開発プロセスモデルです。主に数珠を装着し、般若心経を絶叫しながら
己の精神を高めて下さい。可能な限りテンションを上げると、開発効率が
上がると、もっぱらの噂です。
ちなみにコンピュータは水に弱いので、滝に打たれ直後のプログラム作成は
厳禁です。
(解説3)
『ウォータフォールモデル』とは別名『お笑いモデル』とも言われ、
水落ちを前提とした、システム開発を行います。
水槽の上で、開発を行い、同時に大喜利も行うという、開発者にとっては
負担の高いモデルになっています。
当然、オチが滑ったら、パソコンと共に、水槽の中にドボン!というカラクリ
になっており、オチをハズした瞬間、全てが台無しになります。
会社によっては、水落ちでダメになったPCは、開発者自身が弁償すると
いうシステムになっている所もあり、油断が出来ません。
【プロトタイプモデルについて】
(解説1)
『プロトタイプモデル』とは別名『お試しモデル』とも言われ、
オペレータが電話を受け、アナタの肌年齢を考えながら、サンプルを
お送りさせて頂くモデルでございます。お試しセットはたったの
¥9800円でございますので、大変お得になっております。
30台からの基礎化粧品は、お肌のデリケート化も考え、やはり、
高級なモノを使いたいですよね。そんなセレブ達の願いを叶える、
『プロトタイプモデル』。皆さん、今すぐ、お電話を!
(解説2)
『プロトタイプモデル』とは別名『プロトタイピング』とも言われ、
システム開発の早い段階で、目に見える形で利用者が要求を確認できる
ように試作品(プロトタイプ)を作成して、ユーザに試用してもらった
評価を反映させながらプロトタイプを改良し、逐次改善していく事で、
ユーザの要求や仕様を確定していく成長型の開発モデルです。
利用者の要求を明確にして開発者にフィードバックし、利用者と開発者
の認識の違いやあいまいさを取り除き、最終段階での食い違いを減らす
ことができます。利用者の参画意識の向上も期待できます。
特に、比較的小規模のアプリケーションの開発において効力を発揮します。
作成するプロトタイプは、あくまでも試験・評価用ですが、実際に
コンピュータ上で動作するものでなければなりません。また、仕様が
確定した段階で改めて本格的なシステムを開発することもあります。
(解説3)
『プロトタイプモデル』とは『ネコ型ロボットの試作品』の事である、
なお、試作器の為、現状では80%の能力しか出せない。
整備員「80%? 冗談じゃありません! 現状で、プロトタイプモデルの
性能は100%出せます!」
のび太「足は短い」
整備員「あんなの飾りです。偉い人にはそれがわからんのですよ」
のび太「使い方はさっきの説明でわかるが・・・。ドラえもん、私に使えるか?」
整備員「彼の秘密道具の能力は未知数です。保証できるわけありません!」
のび太「はっきり言う。気に入らんな」
整備員「どうも」
整備員「気休めかもしれませんが、アンタならうまくやれますよ!」
のび太「ありがとう。信じよう」
【スパイラルモデルについて】
(解説1)
『スパイラルモデル』は、開発プロセスを繰り返しながら改良していく
成長モデルを改良した方法です。各繰返しで、開発コストや品質などから
評価したリスクが最小となるプロセスをとります。機能分割と段階的な
機能追加の繰返しによって、大規模システム開発に有効です。
プロトタイピング型と似ていますが、基本的にプロトタイプのコード
は本番のシステムでは使いません。スパイラル型では、本番のシステム
に対して作業を加えていきます。
スパイラル型は、その繰り返しの仕方によって、「インクリメンタル型」
「反復型」という2タイプに分類できます。インクリメンタル型は、
各繰り返しでどの機能を実現するかを決め、それを1回の繰り返しで
完成させていきます。反復型は、各繰り返しでシステム全体の機能を
少しづつ作っていき、何度も繰り返すことで完成度を上げていく方法です。
(解説2)
『スパイラルモデル』は、『回転モデル』と言われ、とにもかくにも
回転を重視する開発になります、イスは常に高速回転、パソコンもモニタ本体も、
全て回転状態で、出入り口は回転ドア、昼食は絶対に回転焼き、頭脳はフル回転、
休憩する時は回転木馬で、納期直前の非常事態は回転灯を点灯、
プロジェクト成功のご褒美である回転寿司を目指して、グルグル頑張れ!
(解説3)
『スパイラルモデル』は、『スパイモデル』と言われ、その名の通り
有能なスパイ『ラル』が、機密情報を盗み出すため、モデルに扮して
敵国へ忍び込むという話である。
ラル「フフフ、私の手に掛かれば、機密情報なんてイチコロだぜ」
モモ「お兄ちゃん、変なオジサンが入国してきたでちゅ」
ムネ「ああ、やばそうなニオイがプンプン臭うな!
全く変なバイト引き受けちまったもんだぜ!」
ラル「な、なんだこのヒヨコたちは!」
モモ「随分とヤバい秘密兵器を仕込んできたんでちゅね」
ムネ「だけど、お前はもうお終いさ!やっちまいな、モモニ」
モモ「手羽先チョッ~プ」
ラル「ぐはあ!なぜ、私が諜報員だとわかった」
モモ「アナタは、パスポートによると、アイダホ生まれのはずでちゅ、
でも、西部訛りのハズ英語に、正統なブリティッシュイングリッシュ
の臭いを感じたでしゅ」
ムネ「それに、顔を変えるんだったら、声紋も変えるんだな
伝説スパイの割には、ショッパい手口だったな」
ラル「き、貴様ら~、ナニモノだ!」
ムネ「俺は、ヘルシーな低カロリーヒヨコのムネニくんだ!」
モモ「弟のモモニくんでちゅ」
ラル「何故だ、なぜ俺がヒヨコなどに捕まるのだ~!」
モモ「知らないのでちゅ?ボクたちは『捕り物』が得意なのでちゅ」
ムネ「…チキン、勝つ!」
モモ「…チキン、華麗!」
(今日のネタは過去のコラムのリメイクでっしゃる!)