師匠「だから、カラオケで氷雨ばかりを歌い続けるのは
やめろといっているだろう!このうすらハンマー」
弟子「師匠!それをいうなら、うすら金槌だろ!」
二人とも違います、正解はうすらトンカチです。
師匠「くそ~、だからお前と二人っきりでカラオケボックスに
入るのはいやなんだよ」
弟子「うるせ~、二人でカンオケボックスに入るよりかは
マシだろうがよ!」
師匠「ああもう!お前の様な生意気な弟子は見たこと無いわ!」
弟子「見たこと無いって、今目の前にいて、氷雨を歌ってる
じゃねーかよ!」
師匠「ああいえばこういう、どこの誰に教育をうけたら
そんな礼儀しらずの演歌好きに育つんだよ!」
師匠、アナタですよ、アナタ!
弟子「そんなこといって、師匠だって『天城越え』ばっかり
歌ってんじゃねえかよ」
師匠「てめえ、石川さゆり先生をバカにすんのか!
『誰かに盗(と)られる くらいなら
あなたを 殺していいですか』って歌ってんだぞ!
『山が燃える』んだぞ!アツいだろう!
熱いぜ暑いぜ、アツくて死ぬぜ~!だろう?」
弟子「なに言ってるんだよ、まだ『津軽海峡冬景色』も
満足に歌えね~くせしてよ」
師匠「カチ~ン、言っちゃったね、ああ言っちゃったね
お前こそ、コンピュータの技術も理解してないクセに
3年前、私に『ITの技術を教えて下さいっ!』って
泣きながら鼻汁垂らして土下座したのはお前だろうがよ!」
弟子「う…、でも、オレは、もうあの頃のガキじゃねーんだよ
ITの事なら、けっこうな知識を覚えたぜ」
師匠「お前はまだまだ甘いっ!過去の偉大な先人達に比べれば
足下にも及ばんぞ!」
弟子「過去の偉大な先人達って誰の事を言っているんだよ、
具体的に言って見ろ!」
師匠「例えばだ、『チャールズ・バベッジ』とかに比べたら
お前なんて、水が無いのに作った水餃子みたいな
もんだ!」
カサカサでしょうね、その水餃子…
弟子「水餃子はカンケーないじゃん、大体誰なんだよ!
『チャールズ・バベッジ』って」
師匠「お前は『チャールズ・バベッジ』も知らんのか?
コンピュータの父と言われた、今のコンピュータ原理の
基礎を気づいた人だよ!いいか、聞いて驚くなよ、この人は
日本では江戸時代にコンピュータの基礎原理を考え出したんだ」
弟子「そうなのか?スゲエなあ」
師匠「それに『フォン・ノイマン』も忘れてはイカン!
現在のコンピュータの基礎構造を考案した天才で
この為、現在のコンピュータは別名ノイマン型
コンピュータとも言うんだ!
お前の様な、クリープを入れないコーヒーの様なヤツとは
頭の構造が根本的に違うお人だったんだよ」
だから、何故クリープを引き合いに出すんですか?
弟子「オレはお茶の方が好きなんだよ!」
師匠「まだ他にも偉人はいるぞ、例えば『E・F・コッド』だ!
このお方は、現在のデータベースの主流であるリレーショナル
データベースを殆ど一人で考案した人だ
お前のような夏に歌わないチューブの様な未熟者とは
ひと味違うわい」
そんなこと言うと、前田亘輝さんに怒られますよ
弟子「オレを、変な例えで、イジるな!」
師匠「なんのまだまだ、他にも
構造化分析の手法:データフローダイアグラムの発案者の
『トム・デマルコ』
パソコンの父:GUIの原型アルトの生みの親の
『アラン・ケイ』
WindowsNT開発のプロジェクトリーダーで
世界3大プログラマの一人『デビット・カトラー』
Linuxカーネルの作者でオープンソースの旗手
『リーナス・トーバルズ』
インターネットのプロトコル:TCP/IPの共同設計者
『ヴィント・サーフ』とその仲間達
(ポール・バラン、リックライダー、
ボブ・テイラー 、ラリー・ロバーツなど)
最初の高級言語"FORTRAN"の発明者
『ジョン・バッカス』
更に…」
弟子「ウルセー!ウルセー!さっきから聞いてりゃ外人ばっかり
じゃねーかよ!コンピュータの偉人に日本人はいねーのか!」
師匠「おるに決まっとるだろう!
初めてのマイクロプロセッサ4004の設計者
『嶋 正利』
日本の誇るアーキテクト:TRONのデザイナー
『坂村 健』
日本インターネットの開拓者
『村井 純』
など、日本にもコンピュータの偉人はいっぱいおるぞ」
弟子「へえ~、世の中にはスゲエ人達がいるもんなんだなあ
んで、師匠はその偉人には入らないんでしょ」
師匠「う…」
弟子「んで、弟子のオレを諭すのに、他人の名前を引き合いに出す
ワケだ、なんだか釈然としないモノがあるなあ~」
師匠「うるせ~!この天パー」
弟子「オレのドコが天パーなんだよ、バリバリのストレートじゃ
ねーかよ!」
師匠「ちがわい、天パーっていうのは天丼に使ったパールライス
って意味だよ!」
弟子「それじゃ、とことん意味不明じゃねーか!」
その通りです。
師匠「だまれ、この演歌好き」
弟子「お互い様だろ!」
師匠、それ以前に、悪口になっていません。
師匠「言わせておけば、このチビ!」
弟子「うるさい、男好きの変態!」
師匠「男好きで何が悪い」
弟子「あ!開き直りやがったなコンチクショー!」
二人とも…会話のレベルが低すぎます。
師匠「ああそうさ、オトコも豚キムチも大好きさ!なんかモンクあるか!」
弟子「大声で威張るな、みっともない!!」
師匠「うるさい~!大体お前は女の子なのになんでそんな乱暴な
口の聞き方をするんだよ」
弟子「師匠だって、嫁入り前のオンナでしょ!」
(今日のネタは過去のコラムのリメイクなのよさ!)