すぎエモンです、今日は誰もが使っておきながら
以外と知られていない、『半導体』について書いてみたいと思います。
ただし、今回は爆弾の導火線に火をつけた状態でやってみたいと
思います。爆発するまでの6分間に、解説を完了させます!
でわ、爆弾を胸に抱えて、点火!そして、スタート
【残り6分】
Q:半導体ってなんですか?
A:あわわわ、で、で電気を通す物質を『導体』電気を通さない物質を
『絶縁体』といいます。んで、条件によって電気を通したり通さな
かったりする物質が『半導体』です。はい!次っ!
Q:具体的にはどんな物質?
A:え~と、ん~と、シリコン(si)やゲルマニウム(ge)です。
シリコンは砂の中など、地球上のドコにでも存在する為、
半導体材料のメインになります。実際には、シリコンに
リン(P)やホウ素(B)などを混ぜて使用します。
早く、次、次!
【残り5分】
Q:リン(P)やホウ素(B)などを混ぜたらどうなるの?
A:シリコンにリンを混ぜた場合、電子が余り自由電子が
発生します。シリコンにホウ素を混ぜた場合、電子が
不足し、電子孔(正孔)が発生します。
どちらにしても、電気が流れるようになるんです。
Q:焦ってますか?
A:当たり前だろ!早く次の質問をしてよ!
【残り4分】
Q:電気が~♪流れると~♪…どうなるのかな?
…どうなるのかな、知りたいなったら知りたいな~(笑)
A:ゴルァ!質問は手短にしろ!殺す気か~!
あっ!そんなこと言っている場合じゃない。
シリコンにリンを混ぜたモノをN型半導体
シリコンにホウ素を混ぜたモノをP型半導体
と言います。この両者は電気特性が逆になるんです。
この2つをくっつけると、一方向にしか電気が
流れなくなり『ダイオード』という素子が出来ます。
更に、N型半導体同士を薄いP型半導体で挟むか
P型半導体同士を薄いN型半導体で挟むと
『トランジスタ』という素子が出来ます。
【残り3分】
Q:へえ、『ダイオード』ってなんに使うの
A:ででで、電気の流れを変える為に使います。
交流の電気を直流にしたり、とかかな。
また特殊な『ダイオード』は、光を発光させたり
光を受光して電気を生み出したりできます。
Q:疲れたでしょう?お茶でも煎れましょうか?
A:や~め~て~、質問を続けて~。
Q:トイレ行って来ていいですか?
A:ダメ~、お願いだから、後にして~
【残り2分】
Q:『トランジスタ』は何に使うの?
A:電流を増幅したり、電流の流れを切り替えたりします
この『増幅効果』と『スイッチング効果』を複雑に
組み合わせる事でコンピュータのCPUやメモリ
の材料になります。
Q:CPUってなんでできているの?
A:『ダイオード』『トランジスタ』『コンデンサ』などの
半導体素子を組み合わせてるんだよ~早く次!次~!
Q:あれあれ?『コンデンサ』って初めて聞きましたよ?
A:ああ~もう~!『コンデンサ』は電気を一時的に溜めておける
素子だよ~!早く進めて~。
Q:あ、ちょっと待って、ハ・ハ・ハ・ハックション
A:ウギャ~、何故こんなときに~!
【残り1分】
Q:質問の途中ですが、ちょっと距離を置きますね。
A:コラ!自分だけ助かろうとしやがって、ってオイ
離れすぎ~!
Q:お~い、聞こえますか~
A:聞こえてるから、早く最後の質問をして~
Q:よく解らなかったのでもう一度初めから教えてもらえますか
A:バカヤロ~
ズドーン