「ハ~イ、キャサリン、最近のエクササイズの調子はどうだい?」
「あら、ボブ!私とっても毎日ハッスルしてるわよ」
「そうかい、だったら毎日とってもハッピーだよね」
「それがね、ボブ、私最近困っているの、エクササイズが毎日続かなくて
なんだか同じ事の繰り返しで疲れちゃったのかしら?」
「おお、キャサリン!それならとっておきのアイテムがあるよ!
この『ドットインパクトプリンタ』なんてどうだい?」
「あら?ボブ!『ドットインパクトプリンタ』ってなにかしら、私とっても
興味があるわ?」
「おお、キャサリン!『ドットインパクトプリンタ』は、
ピンを縦横に並べた印字ヘッドをインクリボンに叩きつけ、
圧力で紙に文字の形の「跡」を付けることにより印刷を行なうプリンタさ!
印刷を行う時の音がとってもウルサイから、キャサリンのエクササイズ
も、ばっちりだろう!」
「まったくステキだわボブ!でもわたし、ウルサイのは嫌いだから、別の
プリンタにしてもらえないかしら?」
「おお、全く君はステキだよキャサリン、じゃあ、『インクジェットプリンタ』
がオススメだ!インクの粒子を紙に吹き付けることにより印刷を行なう
プリンタで、今の家庭のパソコンが使うプリンタではもっともクールでホット
なプリンタさ」
「あら、なかなかステキじゃない?イカシてるわ」
「そうさ、キャサリン!『インクジェットプリンタ』インクには染料系インクと
顔料系インクがあって、現在普及している機種の多くが染料系インクを
使っているのさ。カラー印刷をおこなう場合は、赤、青、黄色の
『色の三原色』を組み合わせることで、全ての色を表現できるんだよ」
「まあ、ボブ!ワタシ、もうメロメロにとろけちゃっているわ」
「インクジェットプリンタには、比較的音が静か、消費電力が少ない
本体価格が安いといったメリットがあるんだ。」
「ああ、私もうダメ、インクジェットプリンタに夢中になりそう」
「ただし、ランニングコストは、ちょっと高いし、印字速度は遅めだけどね」
「まあ、なんてことなの?ボブ、私、遅いのには我慢ができないの、
他のプリンタは無いのかしら?」
「まったくキャサリンはワガママだな、まあ、それがキミのカワイイところ
なんだけどね。じゃあ、『レーザープリンタ』なんてどうだい。」
「まあぁ!ボブ!『レーザープリンタ』ってなんてスゴイの?」
「おいおい、キャサリン!まだなんの説明もしていないぜ、
まったくキャサリンはせっかちだな」
「ウフフ、ゴメンナサイ、ボブ。ちょっと気持ちが高ぶっちゃって
「しかたないコだな、『レーザープリンタ』はレーザー光を静電気を利用して
感光体にトナー(黒炭の粉)を付着させ、それを熱と圧力で紙に転写して
印刷を行なうプリンタなんだよ。インクジェットプリンタよりも、
きめ細やかでで高速に印刷することができ、動作音も静かなんだよ」
「ヒャッホ~!ボブ、私が待ち望んでいたプリンタはまさしくコレだわ!」
「素晴らしいだろ!キャサリン。しかし、装置が大きくて、消費電力が大きい、
消耗品がバカ高いなど困ったちゃんでもあるのさ」
「まあ、ボブ、全くクソッタレだわ、私にレーザープリンタを近づけないで
ちょうだい!さっさと他のプリンタを紹介しなさいよ!」
「あ、ああ、キャサリン、キミはそういうキャラだったかな?まあいいよ
そういうキミには『昇華型プリンタ』がお似合いさ、
インクリボンに熱を加えることで、インクを昇華させ、ポリエステル系の
樹脂でコートした専用の用紙に付着させるプリンタで、他の方式では
不可能な写真のような連続階調の表現が可能なんだ。だから
『昇華型プリンタ』は、写真屋さんの様な専門家がデジカメを印刷するときに
つかうんだよ」
「美しいという言葉はまるでワタシの為に生まれたような言葉ね、そんな表現に
当てはまる『昇華型プリンタ』は、まさしくワタシにも相応しいワ」
「まあ、実際使われている『昇華型プリンタ』は大型・高価なものがほとんど
なんだけどね」
「ダ・カ・ラ、ワタシは値段が高いプリンタは嫌いだっていってるでしょ!」
「し、心配ないよキャサリン、金利手数料はジャ○ネットが負担するって言って
るし」
「お黙りなさい、その口にミートパイを詰め込んでやるわ」
「ちょ、ちょっと待ってくれよキャサリン。なんだかあり得ない展開だよ。
そ、それにボクはNASAが開発した軽量金属のマスクをつけているから
ミートパイは詰め込めないよ」
「なんで、金属製の鉄仮面をつけながら、ワタシと会話しているわけ?」
「イヤ、この鉄仮面は、先日紹介した、オレンジ洗剤で磨いているから
つるつるなんだよ!それに、穴あき包丁でみじん切りにする事ができるのさ
さらに今なら、同じ鉄仮面をもう一つサービスしちゃうよ!」
「ボブ?自分で何を言っているのかわかっているの?」
「そ、それがいやならフトンカバーを3点セットでサービスだ、
いや、何なら、ぶらさがり健康器でもいいよ、これで¥19000は、
安すぎる!さあ、会場のミナサンも驚いて!」
「ボブ、ごまかさないでいいのよ、マスクを取って、口を開けなさい
いい具合にミートパイが焼けてるわ」