娘「パパ、お話があるの」
父「なんだ、改まって」
娘「お願い、怒らないで聞いてね」
父「!?…まさか!」
娘「パパに会わせたい人がいるの」
父「ななな、なんだって、そそそそれはわわわ」
娘「パパ、どうしたの?」
父「いや、あああ^%”モロJ@s¥#ヒロ!F」
娘「パパ、バグってるわ、落ち着いて」
父「あ、ああ、スマン、で?相手はどんなヤツだ」
娘「とっても誠実な『ブロードバンドルータ』さんよ」
父「はあ?『ブロードバンドルータ』ってなんだ?」
娘「家庭などでADSLや光ファイバーなど高速な回線で
インターネットに接続する際に使うルータさんよ」
父「うんうん…で、なぜ父さんがこのルータさんに
会う必要があるのかな?」
娘「それは、家庭内でLAN接続した全てのパソコンで、
インターネットを同時に使いたいからよ」
父「ああ、そう…で、そのブロードバンドルータさんと
お前はどんな関係なのかな?」
娘「ADSLモデムとブロードバンドルータは切っても
切れない関係にあるわ、今までADSLを使う場合
PCとADSLモデムとでLANケーブルを使って
ダイレクトに接続していたでしょ?
┌──┐LANケーブル┌────┐電話線
│PC├───────┤ADSL├──
└──┘ │モデム │
└────┘
だから、ADSLを
使用できるパソコンは1台だけだったの。
でも、ブロードバンドルータを、PCとADSLモデムの
間に接続するによって、複数のPCを接続できるのよ
┌──┐ ┌─────┐┌────┐電話線
│PC├─┤ブロードバ├┤ADSL├──
└──┘┌┤ンドルータ││モデム │
┌──┐│└─────┘└────┘
│PC├┘
└──┘
これって、凄い事だと思わない?」
父「うん、だから、そいつとお前との関係をね…ホラ」
娘「しかも最近のブロードバンドルータは無線LANにも
対応しているものがあるから、有線LAN接続、
無線LAN接続の全てのパソコンをインターネットに
接続できるのよ
有線LAN
┌──┐↓┌─────┐┌────┐電話線
│PC├─┤ブロードバ├┤ADSL├──
└──┘ │ンドルータ││モデム │
┌──┐))└─────┘└────┘
│PC│ ←無線→ ((┌─────┐
└──┘ LAN │ノートPC│
└─────┘
接続したパソコンはもちろん全部同時にインターネット
が使用可能なの、ねえ、凄いでしょ」
父「お父さんの話を聞いてくれよ…」
娘「心配しないで、パパ、ADSLモデム機能を内蔵した
ブロードバンドルータ製品も存在するのよ。だから
パパがADSLモデムを持ってない事はなにも気にしないで
もちろん、ADSLだけじゃなくて、今注目の
光ファイバを使ったFTTHにも、
CATVのインタネット接続サービスにも対応した製品
があるわ。」
父「で…その人は、いくつなんだい?」
娘「63歳よ」
父「おい、そりゃもうジイサンだろ、そもそも俺より年上じゃないか!
仕事は何をやってるんだ」
娘「会社の会長さんよ」
父「そりゃお前、完全にダマされてるぞ!
ああ、もういい、とにかくそのブロードバンドルータと
やらとお前の関係はどれくらい進んでるんだ!
もう結婚の約束はしたのか?それとも愛人関係なのか?」
娘「え…パパ、なにいってるの…」
父「うがあ、ちっくしょう!臨・兵・闘・者・皆・陣・烈…」
娘「パパ、落ち着いて!変な呪文を唱えてるわ、
違う!誤解なのよ!」
父「ん?違うのか」
娘「違うわよ、大きな勘違い!だいたい、私に恋人なんて
い、ま、せ、ん!」
父「あ、ああ、そうか違うのか、ホッ…」
娘「そうじゃなくて、ブロードバンドルータさんは私の新しい
パパになる人なの、だから、理不尽なママのわがままを
広い心で、許してあげてね」
父「ん?あれ?え~っと…ええ~~~っ!」